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少女たちの呼びかけから。

今日は、とある署名運動について紹介させていただきます。
(「動物園散歩人のブログ」とはいえ、動物園以外のことも書いちゃいます!笑)


『Ban the Hong Kong Ivory Trade』(香港の象牙貿易の禁止に関する署名)
https://secure.avaaz.org/en/petition/Hong_Kong_Government_Please_Burn_the_Confiscated_Ivory_Stockpile/

いま、香港の8歳と11歳の女の子たちが、
象牙の問題について一石を投じ、世界が動いています。

上記の署名サイトは英語で書かれていますが、
いまは便利になったもので、ブラウザの簡易翻訳機能を使えば、だいたいの趣旨は読み取れるでしょう。


周知の通り、象牙目的の密猟は大きな問題になっています。
しかし皮肉なことに、ゾウが減れば減るほど、象牙の希少価値も上がり、密猟は後を絶たちません。

この署名は、
「押収された違法象牙を、破壊処分してもらいましょう」というもの。
押収・備蓄されているとはいえ、象牙がそこにある以上、秘密裏に流出したり、闇で取引きされたりする可能性はついて回るからです。
そしてそれは、現実問題として起こっていることなのです。

象牙は、文字通りゾウの牙です。歯です。ゾウを殺さない限り、とれません。
そして、採取の対象になるような象牙をもつゾウは、群れ(家族)を統率するリーダーメスや、年長のオスだったりするのです。
リーダーメスやオスがいなくなると、ゾウ社会がどうなるか…。
想像がつかないという方は、こういった記事を読んでみるといいかもしれません。ほかにも、調べればたくさん出てきます。
http://www.jtef.jp/whatsnew_131115.html

さらに言えば、
ゾウが担う役割が欠けることによって、
彼らの生息環境の生態系そのものが崩れていくことになります。

現地に住む人たちが、
ゾウの密猟に加担してしまうこともあります。
しかしそれは、象牙が「商品」になるからであって、
象牙というものに「値段」を付ける人や国があることが、そもそもの元凶なのです。


私も聞いた話しかお伝えできませんが、
コンゴ共和国で、現地住民とともに保全活動をされている方から、
たびたびお話を伺える機会をいただいています。西原智昭さんという方です。

マルミミゾウやゴリラのことなど、現地の切迫した今を滔々と語られる西原さんからは、
「今、なにかしなくては」という、言葉以上の、力や熱が伝わってきます。

日本には数ヶ月に一度くらいしかお戻りにならないようですが、
一人でも多くの人に、「あの話を聞いてみてほしい」と思います。
(ちなみに、普段は穏やかな雰囲気で、とても気さくな方です。)


日本では現在も、三味線の撥(ばち)にはマルミミゾウの象牙が最適とされているそうです。
このように象牙の用途は、文化や宗教と結びついていることも多く、問題は一言で語れるものではありません。
しかし、ゾウの危機という地球規模の問題を眼前に、これを文化の転換期ととらえることはできないでしょうか。


あなたにも、できることがあります。

象牙は、生きているゾウのもの。
あなたもそう思われたら、ぜひご協力を。
署名に必要なのは、メールアドレスだけです。

「ゾウを救うとか、世界のためとか、
そんな大それたことのために何かするなんて、小っ恥ずかしい」
…と思うことを、恥ずかしいと思うべき、と私は思います。

(私も人の目気にしぃなので、クサいと思われてないかななーんていろいろ考えたりもしますが、
そういうしょーもないこと考えること自体、日本人臭いかもしれませんね…。苦笑)


この機会に、
香港の少女たちが、何を伝えようとしているのか、
多くの人が、なぜ世界中から署名を寄せているのか、
調べて、知って、ぜひ考えてみてください。

この署名でゾウを増やすことはできなくても、
減らさないための社会はつくれるかもしれないのだから。


最後に。
この「運動」を生みだしてくれた
香港の少女たち─Lucy Lan Skrineさん(11歳)、Christina Seigristさん(8歳)─へ、敬意を表するとともに、
ひとりでも多くの大人たち、子どもたちが、この運動に加わることを期待します。
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